Digital Album「AUDIO」

2021年4月30日 Digital Album「AUDIO」全3曲が配信開始!


1.オーロラに憧れて
2.火花
3.最後の晩餐

配信サイト

オーロラに憧れて

作詞・作曲/涼木 聡

絡まったままで飛んだ風船
地図も持たず僕ら町を飛び出してた
飛び乗った君の手を握って
見下ろした道に沿って風に乗って
夢を抱いて舞い上がった

広がった翼 高く昇って
君がまた笑った それが嬉しかった
見えない明日も願いもいっそ
どうせならもっと遠くまで行こう

果てない闇を超えてここまで来た
星よ夢よ いま僕らを呼ぶ声

目の前に広がった風景をギュッと手にして
溢れ出した言葉達がオーロラを目指した
パノラマの世界や何気ない笑顔は
僕が見たいわけじゃない 君に見せてあげたくて

連なったままで浮かぶ風船
次の町 目指した 言葉は要らなかった
寄り添い合っては はぐらかした
君への愛しさ溢れ出したこと

虹の空を抜けて 嵐の中
風が波がいま 僕ら試す声

目の前の絶望が風景を霞めるけど
溢れ出した迷いを絶ってオーロラを目指した
鮮やかな未来も揺るぎない強さも
僕が気付く前から君に教えてもらってた

いつもいつでも それは繋がってた
ずっと前から光は届いてた
そしてやっとここまで来た
星よ夢よ いま僕らを呼ぶ声

目の前に広がった風景をギュッと手にして
溢れ出した言葉達がオーロラを目指した
パノラマの世界や何気ない笑顔は
僕が見たいわけじゃない 君に見せてあげたくて

火花

作詞・作曲/涼木 聡

揺れてた灯りが煙を赤く照らした
露店通りで君の浴衣の上で青い金魚が泳いでいる
絞り出す声 祭囃子に掻き消されてく
フラペチーノにいっそ僕も溶けていきたい
夏が終わる合図に気付かないふりして
"悲しいほど永遠を願っているんだ"
君の声が突き刺しては まだ離れないよ

打ち上がった火花の行く先の淡い光が 瞬いて夏の夢の中へ
遠ざかった 汗だくの駆け足で聞こえてきた
あの感覚はなんだったんだろう?
胸が痛くて暑ちいな

弾けたラムネの泡も むせ返る夜も幻想ならもっと頂戴
君が聴いてたシティポップが離れなくて
ヘッドフォンの中で僕らは彷徨ってたんだ
肝試しも西瓜割りも残された季節も
うちわで扇いだら消えそうな気がして
"変わっちゃうけど 変わらないでいてよね"
あの日なんだか君は僕より大人に見えたんだ

言えなかった言葉の矛先の淡い期待が 瞬いて夏の夢の中へ
込み上がった胸の奥の深くで叫んでいた
君のこと好きでした 今更なんて恥ずいな

打ち上がった火花の行く先の淡い光が 瞬いて夏の夢の中へ
遠ざかった 汗だくの駆け足で聞こえてきた
あの感覚はなんだったんだろう?
胸が痛くて暑ちいな

胸が痛くて また夏が暑くて
胸が痛くて また夏が暑くて

最後の晩餐

作詞・作曲/涼木 聡

世界の終わりをアナタと過ごせたら

そう 僕らまだ生きてるんだ 言葉に出来ないほど
満ちてるんだ 胸が痛くて痛くて壊れそうだった
消える前に閉じる前に守りたいものがあって
それを僕は愛おしくて恋しくて隠せない

向かい風に問題はない 背中のソイツを守れるからさ

世界の終わりをアナタと過ごせたら
嬉しくて悲しくて それもまた楽しもうぜ
世界の終わりが僕らを飲み込めば
食いしばれ 立ち向かえ ここからだ 走り出せ

ああ 僕はきっとアナタだった
いつかは灰になって生きてくんだ
愛おしくて怖くて  たまらない

泥だらけだったのはそう お互い様だ 覚えてるか

気付けば歳を取ったな 1年後の未来 同じこと言おうか
向かい風に問題はない 背中のソイツを守れるからさ

最後の願いが誰かへ届くなら
悔しさを超えてきた温もりを噛み締めて
世界の終わりをアナタと過ごせたら
立ち上がれ 絞り出せ ここからだ 走り出せ
走り出せ

Digital album「AUDIO」リリース記念 Yetiセルフインタビュー


涼木聡(以下涼木):まずはオフィシャルサイト初のセルフインタビューということで。始まり始まり。
沢村英樹(以下沢村):イエーイ!
Bikkey:ラジオコメントみたくなっちゃってる(笑)。
多村直紀(以下多村):イエーイは要らないね。
沢村:要らんかったな(笑)。
涼木:今回配信される「AUDIO」は2021年初のYeti新曲リリースということで、みんな、どう?
多村:いやー。まずはレコーディングいつぶりよ?
沢村:久しぶりだよね。
Bikkey:そう、しかもコロナ禍でライブも出来なくなって、なんかもう、もう心が荒んでたわけじゃん?
沢村:そうやねー。
Bikkey:レコーディングってなんだろう?みたいなさ。
涼木:まぁそうだよね。だからこその有り難み、みたいな気持ちがあるよね。新曲が出せる喜びがいつもより5倍も10倍も多く感じる。
沢村:生きてる!って感じするわ。
Bikkey:そうなんだよね。なんかこう、感覚が戻ってきた感じ。だからレコーディングがすげー楽しかった。
涼木:分かる分かる。
Bikkey:だからまずは聡君が何を伝えたくて3曲を作ったか。
涼木:聞きたいの?
Bikkey:聞きたい(笑)。
多村:聞きたい。
涼木:なんか、ちゃんとインタビュアーさんっぽいね(笑)。

~新曲の制作過程~

~新曲の制作過程~

涼木:まずは、ラフなデッサンを作り始めたのは2020年の夏くらいかな。
Bikkey:そうなんだね。正にコロナ禍だ。
涼木:世界的にこういう状況になってから伝えたい言葉が増えて、気持ちは高まっているけど上手く動けないもどかしさが大きかったんだよね。リリース予定が決まってから、表現したいテーマをどう3曲でアプローチするかデモを温めて温めて今の形にしていった感じかな。
多村:今後についての打ち合わせも多かったもんな。
涼木:そう。コロナ禍で配信ライブも出来て嬉しいんだけど、どうしても新曲を伝えたくなるじゃん。それで春に配信リリースしましょう。って踏み切れたから今回の3曲を最高の状態に仕上げることができた。
沢村:3曲でサウンドのカラーも違っててね。
涼木:「火花」は少しムーディな感じで。
沢村:音もアダルトな雰囲気やんな。
涼木:「最後の晩餐」は、ステージ照明をイメージしやすいテンポ感とアレンジになってて。
多村:「オーロラに憧れて」は?
涼木:メッセージ性が素直というか、この状況下のセルフ応援ソング、みたいなイメージで作ったよ。
Bikkey:なるほどな、うんうん。
沢村:(しばらく沈黙)あ、ありがとうございました。
多村:もっとインタビュアーさんみたく頑張ってよ。
(一同笑う)
涼木:下手だね君、聞き出すのが。
Bikkey:いやいや、まず俺が今回仕上がった曲を聴いて思ったのが、聡君の歌い方がすげー印象深くてさ。何か心境が変わった?
涼木:あぁでもそうかもね。やっぱりこの環境下で人は変わりますよ(笑)。
Bikkey:いい意味でね。
涼木:そりゃもう腕を上げますよ(笑)。
沢村:今回はレコーディングも工夫したし、色々変わったわ。
涼木:密になり過ぎないような録音方法だったもんね。いつもより孤独のレコーディングというか。
沢村:まぁ慣れたもんですよ。ってか孤独の方が捗る部分もあったよね。
涼木:分かる。
沢村:ただ、コレでいいのか?って迷った時に考えられるのが自分しかおらんから。逆にやり過ぎちゃうところはあるよね。追いすぎて結局は追わないテイクの方が良かったり。
多村:別にテレビ電話を繋げてくれてても良かったのに。
(一同笑う)
涼木:でもダメだよ。多村はリモート会議中に急にトイレ行ったりするから。
Bikkey:急に画面から消えるからな。
多村:しかも俺、ワイヤレスのマイク付けたままで家うろつくから。
涼木:全部筒抜けなんだよね。
沢村:缶ビール空ける音、しっかり聞こえてくるからね(笑)。
涼木:そういう何気ない楽しさとかね、今回はやれることを全力でやれたのかなって思うよ。今の色々な制限がある中で、制作する楽しさをとても共有できたよね。
多村:みんなが前向きなビジョンだったから無事に完成に向かえたと思うよ。

~楽曲「最後の晩餐」について~

~楽曲「最後の晩餐」について~

涼木:歌詞への共感も早い段階から進めてくれたよね。やっぱりオケだけじゃメッセージはメンバーに伝えにくいから、すごく良かった。
Bikkey:「最後の晩餐」を初めて聴いた時は、聡君が目の前で弾き語りしてくれたと思うんだけど、”世界の終わりを”っていうワードを聞いてすぐ掴めたんだよね。タイトルよりもサビ頭の言葉でもうイメージが固まった。
沢村:俺もそうやったな。最後の日に何をするべきなんやろう?って気持ちを音で表現したわ。
涼木:最後の晩餐のタイトルの意図はね、食いしばるっていうワードに全てが詰まってて、目の当たりにした逆境を食いしばって噛み締めるイメージなんだよね。だから晩餐だったりする。
Bikkey:最後だけどファイナルじゃないんだよね。
涼木:そうそう。もうダメだって思ってちゃダメなんだよね。まだまだ出来ることがたくさんある。って思わなきゃ。それを再確認させてくれる歌にしたいな。
Bikkey:なんか今の時代に合ってるな、って思ってる。ネガティブが増えた今だからこそ生まれた言葉とビート感だと思うかな。
涼木:なんかさ、走りたくならない?いっそマスク外して町中を全速力で。
沢村:あー、めっちゃ分かるわ。曲にも自然と出てきてる。
Bikkey:「最後の晩餐」はベースとドラムは同時録りなんだよね。
多村:今回のレコーディングで一番最初に録り始めた曲だね。
涼木:タイトルは最後なのにね(笑)。
Bikkey:聡君の要望として、勢いを一番大事にして欲しいって聞いてたから、まず一番最初にリズム隊の二人で勢いを出したかったんだよね。
多村:こういう曲は得意分野だから、録り終わるまでも早かったよね。
涼木:お互いのゴールもすぐ見えたってことだね。
多村:もう録り始めてすぐコレはいけるなって感じだったね。
涼木:レコーディングって楽器ごとの温度差を埋める行為だったりするからね。ウチの場合はメンタル的にも同じことが言えるかもしれない。みんなが同じ着地点に向かってアプローチを仕掛けて、それが合わさったものがYetiになってると思う。
多村:変な話、俺らはミュージシャンで録ることなんか当たり前に出来るわけで、もう何年やってきたんだって話で、あとはメンバー間の擦り合わせが出来ちゃえば録音なんてパッと終わっちゃう。
涼木:なんかイメージで言うとさ、飛行機でさ大空を飛んでるじゃん。それで映画みたいに非常ドアが開くわけよ。
沢村:うん。
涼木:それで同じ着地点に向かって4人が順番にパラシュートで降りていく感じ。それぞれコースも高度も風向き違うんだけど、1つのゴールにどれだけ着地出来るか、みたいな。
沢村:うん。うん。
多村:うん。
涼木:ね、あんまり上手く例えられなかった、という…。
(一同笑う)
Bikkey:俺びっくりした。そういうMVを撮りたいって話かと思った。焦った(笑)。
多村:本当に最後の晩餐になっちゃうよ、怖いよ。
涼木:沢村君も船の免許取ったことだし、まずは4人で海に出向いて撮影をしよう。
沢村:良いんじゃないですか?(笑)。じゃあ、行きますか?
多村:そしたら俺、船で海の真ん中に入ってそこでセット作ってもらいたい。
涼木:ウチは結構インテリな映像が多いけど大丈夫かな?
多村:ファンの子達ビビるだろうね(笑)。

~楽曲「火花」について~

~楽曲「火花」について~

沢村:「火花」についてはどう?
涼木:そうだね、まずレコーディング始める時にエンジニアの中村さんに、聡君、花火なんやけど。って言われて、いや火花です。ってすぐ返事したよね。そのことを思い出したよ。
Bikkey:惜しいね。(笑)
多村:花火ではなく、火花です。
沢村:まぁでも新しい挑戦だったと思うよね。花火。
涼木:だから花火じゃなくて火花だって(笑)。
多村:いやでも本当、俺は挑戦だったよ。とにかくシンプルにしたからね。使ってるのがスネアとキックとハットくらいだからね。
涼木:そうだね、最小限のドラムセットだったね。
Bikkey:The Beatlesより少ないかも。
多村:もう自主的にね、余計なものは要らない、と。そのおかげでスネアなんて最高の音になった。
Bikkey:いいねぇ。そうそう、音が良かった。
涼木:フレーズ的にもね、楽譜に起こしたら音符の数すごく少ないもんね。
多村:譜面に5分で書けるね。
涼木:そのシンプルなビートに楽器が乗っかって初めてハネるノリが生まれるからね、その為のベーシックなリズム。
多村:「火花」の肝は、シンプルなドラムの上でベースが踊ってくれてるからあのノリが出てて本当良いと思うよ。
Bikkey:ありがとうございます。
多村:さすがです(笑)。
涼木:じゃあ君らも腕を上げたってことでいいね?
Bikkey:違う違う。これは俺らが腕を上げたんじゃなくて、君に上げさせられてるんだよ。(笑)聡君がハードルをちょっとずつ上げてんの。
多村:なんか年々、俺らへの要望が強くなってるよな(笑)。
Bikkey:そうそう。もうやらざるを得ないの。一緒に長いことやってて、コレは出来ないって言いたくないよ。なんでも出来るバンドでいたいじゃん?
涼木:みんな、出来るもん。
Bikkey:聡君がハードルを上げて、みんなで曲にチャレンジした結果、腕が上がったってこと(笑)。やっぱり期待に応えたい気持ちが大きいし。
涼木:それはクレーム?
Bikkey:有難いね。って話。レコーディング中に良くみんなで話すから、さすがだよね聡君。って(笑)。
涼木:あぁそうかい。
Bikkey:過去にも「ゆうれい」って楽曲でベースが始終スラップの曲もね。
涼木:そうだね、同じく少しアジア人ではないハネた曲調というかね。
Bikkey:今回の「火花」はまた少し違って新しい雰囲気だからね。
沢村:そう。きっと前作の時にこの曲をもらっても上手くアプローチ出来てなかったと思うから。これまでの経験で成り立ってる。
多村:俺もこれまでに色々経験してきたから、このグルーヴが作れたと思う。
涼木:リズムへの解釈の仕方で全然変わるもんね。
沢村:ギターも大変やった。テンポは遅いしでもハネないといけないし。
涼木:トラックがシンプルだから聞き応えがあると思うね。チャンネル数少ないし。
Bikkey:隙間が多いから各楽器が色々聞こえてくるよね。
沢村:でも逆にボーカルは多いんだよね。コーラスだったり。
涼木:そうそう。「火花」でやりたかったことは、あの声の雰囲気だったりするからね。新しいYetiの大人感というか。
Bikkey:歌のニュアンスが物凄く伝わってくる感じ。
涼木:元々ボーカルのレコーディングは孤独なものなんだけど、今回「火花」のRECは遊び心を持って挑んだかな。音階じゃなくて、声のマイクへの入り方というか。
沢村:すげー分かるわ。吐息的の部分も一つの歌声としてしっかり聞こえてくる。
涼木:夏って爽やかな自然の景色を想像する人もいると思うけど、今回の「火花」は気怠い方の夏をイメージしたんだよね。アジア特有の蒸し暑い感じ。それと青臭さ。汗っぽいっていうか。
沢村:そうそう、熱帯夜の感じ。
涼木:格好付けても良いんだけど、日本で一番馴染みのある夏って本来こういうものなんじゃないのかなって思ったんだけど。
Bikkey:サウンドは大人っぽいんだけど、歌詞は初々しい感じ。
涼木:なかった?こういう感覚。こういう夏。
Bikkey:あったあった。あのドキドキ感って夏なんだよね。
沢村:俺は中学生くらいの頃を思い出すわ。
涼木:あの頃感じた無限と有限みたいな不思議な気持ちって夏が来るたびに思い出すじゃん。結局あのエネルギーって今でも消えてなくて、未だにずっと体の中でパチパチ燃えてると思う。だから弾け散る花火じゃなくて「火花」っていうタイトルにしたんだよね。

~楽曲「オーロラに憧れて」について~

~楽曲「オーロラに憧れて」について~

沢村:そして「オーロラに憧れて」だけど。今回の作品の1曲目に収録されてるね。
涼木:ここじゃない遠くの世界をテーマにしたよ。
Bikkey:見たことない景色、みたいな?
涼木:そう、見たことないものって沢山あるなかで、オーロラが一番しっくり来たんだよね。まず東京じゃ絶対に見られない。
多村:サビが少しだけCMでも使われてたね。
涼木:そうそう。あれはデモの段階で全然雰囲気は違うんだけどね。だから「オーロラに憧れて」はサビから作って、残りを増やしていった流れかな。
Bikkey:オープニングは斬新だよね。1コードのギターと歌だけっていうね。
沢村:そのあとのベースとドラムが入るところでやっとコード感が出てくるからね。
涼木:うん。あそこで光が差すイメージ。
多村:物語の始まりというか。
涼木:そうそう。幕が降りてスタートする感じ。歌詞全体で1つの冒険記というか、旅がテーマ。
沢村:あー分かるわ。そういう感じ出てる。
涼木:コロナ禍で自粛生活をしているから生まれた曲かな。ウイルスっていう大きな障害が今実際にあるわけだから、この曲はただの冒険記の歌じゃないんだよね。歌にするとファンタジーだけど言葉は現実。
Bikkey:なるほどなー。俺はずっと水曜どうでしょうのことなのかな?って思ってた(笑)。
涼木:違うわ(笑)。確かに大泉さんたちがオーロラを見に行く回があるけど。
Bikkey:シェフ大泉のヤツ。
涼木:オーロラ風でしょ?好きだけど。違うってば(笑)。
多村:え、Bikkeyはそういう気持ちで俺と録ってたの?俺ら旅バラエティ?
Bikkey:ごめんごめん(笑)。冗談。
涼木:この曲はBPMというかリズムが好きなんだよね。二人が良い雰囲気で同時録音してくれたおかげだよ。
沢村:あと印象的なのはシンコペーションのリズム。
涼木:これぞバンドって感じのビート、サビの疾走感がすごく好き。
多村:本来シンバル叩きまくるのは控えたいんだけど、この曲のサビには必要だなって。
沢村:歌詞も前向きなストーリーになってるもんね。
涼木:そうそう、冒頭から話が順に動いていく歌詞だから歌い間違えが許されない(笑)。
Bikkey:ライブで失敗するとストーリがグチャグチャになる。
涼木:俺、この前「postman」でド頭でアウトロの歌詞を歌ったからね。
沢村:「doc」もね。歌う順番に気を付けないと。
涼木:博士、死んでしまうからね(笑)。
多村:で、すぐに生き返すんだよね(笑)。
涼木:本当にね。気をつけます。「オーロラに憧れて」もね、キラキラしたものを追いかける勇気と、その旅の時間経過を楽しんで聴いてもらえたらなと思うな。

~セルフインタビューを終えて~

~セルフインタビューを終えて~

涼木:さて、今回配信する3曲、たくさん話したけど。
沢村:ライブ映えする楽曲に仕上がったね。
涼木:そうそう、確か沢村にデモ渡した時に言われたんだよね。今回の3曲めっちゃステージが見えるね。って。
多村:お、プロデューサーみたい。
沢村:いやー、ライブがまともに出来なかった1年間を過ごしてきて、ライブしたいなっていう気持ちがこの3曲に表れたんじゃないのかな、って思うわけですよ。
涼木:確かに。ライブをしないことが1番ライブ感のある曲を生む不思議。
Bikkey:そうだね、ライブで演奏する日を楽しみにしてて欲しいね。
涼木:お、上手くまとめてくれた(笑)。
Bikkey:じゃ最後にファンのみんなへ一言ずつ、どうぞ。
沢村:俺はシンプルに。音で頑張りました。ぜひ聴いて下さい。って感じかな。
多村:そうだね、レコーディング楽しかった。この状況下での新曲リリースは本当にミュージシャン冥利に尽きる。我々の今後をとにかく楽しみにしていてください。
Bikkey:まだまだ大変な時期なんだけどね、「AUDIO」をレコーディングしてYetiは息を吹き返した気がします。Yeti1回死にかけたからね。やっぱり動けないのって辛くて。でもこうして音楽で真剣にやれて本当嬉しいし。今回の新曲も3曲ずつカラーも違って、こういうことが出来るのはYetiくらいしかいないって思ってるから。期待してて欲しい。またみんなと一緒にライブが作れる日を願ってます。
沢村:じゃ聡君、最後にどうぞ。
涼木:僕も同じです。
(一同笑う)
Bikkey:ズっちいなー。
涼木:いやいや、歌詞もwebに載せておくので、言いたいことは歌詞にしたから。
沢村:ずるいわ。
涼木:まぁ、そうだな。何かを作りたいじゃなくて、届けたい人がいるから曲を作って配信したわけなんだよね。だから色んな人に聴いて欲しいです。気に入ったら他の人にも勧めてあげて欲しい。世界中で色んなことがある今だけどね、音楽ってこういう時こそとても必要だと思う。逆境が生んだ力強い曲達「AUDIO」なので、ぜひ愛してあげてください。これからもYetiの応援を宜しくお願いします。ではまたね。